飲食店開業までの手続き
飲食店で必要な手続きはどれ?
資格は意外と少ないですが、実は飲食店開業は手続きがとても多く、面倒なのが特徴です。最低限の手続きとして必要なものでも3つ、個人や従業員を雇う・業種や規模によっては10つを超える可能性もあります。
店舗が完成する10~14日前に行うのが食品営業許可申請で、保健所に申請します。この届出は飲食店を営業すると言う届出なので、どんなお店にも必要です。防火対象物使用開始届出書は建物を使う1週間前までに消防署への届出が必要で、同じく火を使用する設備等の設置届も一緒に届けると良いです。
従業員を雇う場合は労災保険の加入手続き、個人の場合は個人事業の開廃業等届出書、青色申告承認申請書が必要で、風俗店であれば風俗営業許可申請も必要です。
事前にリストアップして漏れを防ぐ
建物が決まってから必要な届け出を調べていると漏れに繋がり、スタートダッシュが遅くなるケースもあるので開業する前からリストップし、極力漏れが無い様に努めましょう。
ちなみに必要な届け出を忘れてしまうとどうなるのでしょうか?必須である食品営業許可申請を忘れると認められていない場所で飲食を提供している事になり、処罰の対象となります。
もし自分が開業したいお店にどんな手続きが必要なのか分からない場合は、一度自治体に相談すると確実です。
ちなみに食品営業許可申請は、お店の設備や食品衛生責任者の有無をチェックされるのでどんなお店でもOKをもらえる訳ではありません。中には居抜き物件だからと言って何もせずにいたところ、許可が下りなかったというケースもあります。